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「館長」が選ぶ、2017年ベスト10

「館長」が選ぶ、2017年ベスト10

トランシネマWEB恒例、というか世間一般的な年末年始の恒例企画ですが、2017年ベスト10を発表したいと思います。
トランシネマレビュアーの選ぶ10本をぜひお楽しみくださいませ。

選考基準

2017年1月1日〜12月31日の間に劇場(映画祭や自主上映も含む)で観た作品から10本選びます。選定基準は各レビュアーにお任せ。劇場で観たものなら新作・旧作も問いません。

というわけでまずは館長がベスト10を発表するわけですが、今年観た213本のうち劇場での鑑賞が148本。うち2回観た作品が5本あるので正味143本が館長の選考対象作品です。
館長の投稿については洋画と邦画に分け、それぞれのベスト5という形で発表したいと思います。
なお、本サイトで館長がレビュー済みの作品はそのレビューとリンクを貼ってますのでよろしければご参照ください。

というわけでまずは、

館長の選ぶ邦画ベスト5、行ってみよう!

第5位『退屈な日々にさようならを』
(監督:今泉力哉)
@UPLINK
複数のエピソードが少しづつ横ずれしながら進んでいくストーリー展開が絶妙で、長尺の2時間22分があっという間。

第4位『光』
(監督:大森立嗣)
@有楽町スバル座
美的とはいいかねる絵面のオンパレードが全体としては清潔なトーンにまとまっている不思議。驚愕の平田満のお尻。ハセキョウが一瞬アンナ・カリーナに見えた。

第3位『バンコクナイツ』
(監督:富田克也)
@キネカ大森
バンコクの娼館からタイ東北部ノンカーイへの逃避行。女は大地に踏みとどまり、男はメコン川を越え「あっちの世界」へ…

第2位『アウトレイジ 最終章』
(監督:北野武)
@丸の内ピカデリー
シリーズを通して3作ともハイクオリティかつめちゃくちゃおもしろいというのは驚異だ。これにてシリーズ終了。楽しませていただきました。

第1位『散歩する侵略者
(監督:黒沢清)
@丸の内TOEI
まるで王であるかのような風格が漂いつつ斬新さに満ちた、邦洋合わせての2017年最強作ではないかと。

続きまして

洋画ベスト5行ってみよう!

第5位『わたしたち
(監督:ユン・ガウン/韓国)
@恵比寿ガーデンシネマズ
今年は優れた韓国映画が何本か公開された。どれをランクインさせるかかなり頭を悩ませたが、レビューで取り上げたこともあり思い入れのある本作を5位に。

第4位『パリ、恋人たちの影
(監督:フィリップ・ガレル/フランス)
@イメージフォーラム
ぐだぐだの恋愛(だけ)をひたすら見せられるだけなのに、めちゃくちゃおもしろいというのはなぜなのか?これだから映画はよくわからない。

第3位『甘き人生
(監督:マルコ・ベロッキオ/イタリア・フランス)
@有楽町スバル座
これでもかと繰り出される落下のイメージと、ダンス。垂直のイメージと水平のイメージが織りなすリズムとトーンに、まさに映画を観ているんだという感慨が湧いた。

第2位『パターソン
(監督:ジム・ジャームッシュ/アメリカ)
@ヒューマントラストシネマ有楽町
何も起こらないように見えて日常は新鮮な驚きに満ちているということが、映画に詩が絡まることで見えてくる。

第1位『希望のかなた』
(監督:アキ・カウリスマキ/フィンランド)
@ユーロスペース
カウリスマキに「君はこうすればいいんだよ」と示してもらえた気がした。それが押し付けがましくないもんだから、思わず素直に「わかりました」と答えたくなってしまった。

最後に次点を邦洋5作品づつ

【邦画】
ホワイトリリー(中田秀夫)
風に濡れた女(塩田明彦)
二十六夜待ち(越川道夫)
夜空はいつでも最高密度の青色だ(石井裕也)
ビジランテ(入江悠)

【洋画】
未来よ、こんにちは(ミア・ハンセン=ラヴ/フランス・ドイツ)
20センチュリー・ウーマン(マイク・ミルズ/アメリカ)
わたしは、ダニエル・ブレイク(ケン・ローチ/イギリス・フランス・ベルギー)
ムーンライト(バリー・ジェンキンズ/アメリカ)
アトミック・ブロンド(デヴィッド・リーチ/アメリカ)

ベスト10選定にすんごい迷って、最後まで候補に残っていた10本を蛇足ながら書かせていただきました~

というわけで以上です。
2018年もいい映画との出会いがありますように!

(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会

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館長
館長
仙台で映画館を開業して、生まれ故郷の発展に貢献したいと思っている50歳です。 50年間、経済的にも精神的にも映画に救われ続けてきたという思いがあります。 ミニシアターを作ることで、ささやかながら映画に恩返ししたいと思っています…といっても何か秘策があるわけではまるでなし。 今できることは、とにかく思いを発信し続けていくだけです!
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