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コメディ

生きる歓び『パティーとの二十一夜』

生きる歓び『パティーとの二十一夜』

(C) 2015 Arena Films, Pyramide Productions, Canal+ “映画”の範囲内であれば割とどんなものでも好きなので、ジャンルが偏ってしまわないように気をつけて見ている。とはいっても好き嫌いははっきり分かれる。自分が好きになれる映画を見ることのできた帰り道は、足取りは明らかに違う。...

インテリたちの織り成す愛しきバカ騒動『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』

インテリたちの織り成す愛しきバカ騒動『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』

(C)2015 Lily Harding Pictures, LLC All Rights Reserved. 主要登場人物はみんなインテリ。 しかも自分の目指したい道筋というものがはっきりと見えている人たちだ。 主人公マギー(グレタ・ガーウィグ)は、30代で結婚のあてがなくても優秀な子どもが欲しいと、体外受精の準備を...

享楽スパイラル『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』

享楽スパイラル『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』

(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. 本作に先立って『スラヴォイ・ジジェクの倒錯的映画ガイド2 倒錯的イデオロギー・ガイド』を観た。たまたまだが。 哲学者スラヴォイ・ジジェクが、数々の有名映画の一場面を引用しながら持論を展開(関係ないけど、スポーツ選手や芸能人...

一番持ちたくない能力『PK』

一番持ちたくない能力『PK』

(C)RAJKUMAR HIRANI FILMS PRIVATE LIMITED 風変りで耳に特徴があり、疑問は訊きただし、かつ論理的とこれば、スタートレックのバルカン人スポックだ。この主役に何を投影するのだろうか。言動や立ち居振舞いからすると同じスタートレックシリーズ「ネクストジェネレーション」のアンドロイド、データ...

ちょっと泣きそうでした(感動で)『高慢と偏見とゾンビ』

ちょっと泣きそうでした(感動で)『高慢と偏見とゾンビ』

(C)2016 PPZ Holdings, LLC いやもう絶対観ないタイプの映画と思ってた。タイトルに”ゾンビ”ってついてる時点で怖いでしょ。ゾンビ映画大嫌いだから。確かに、”高慢と偏見”は気になる。小説は未読だけど有名だからきっと面白いと思う。でもやっぱりゾンビ怖いし、B級っぽいからわざわざ映画館で観ることもないで...

タイトルに惑わされないで『ヤング・アダルト・ニューヨーク』

タイトルに惑わされないで『ヤング・アダルト・ニューヨーク』

(C)2014 InterActiveCorp Films, LLC.  名は体を表すというが、邦題となると必ずしもそうではない。かつて激似のタイトルとは全くの別作。確かに「ニューヨークの大人になれないオトナたち」のイメージだし、原題”While We’re young”にも近いニュアンスだが、...

映画のマジックで居場所探し『ミッドナイト・イン・パリ』

映画のマジックで居場所探し『ミッドナイト・イン・パリ』

自分は生まれ落ちる時代を間違えた、と過去に思いを馳せている人は案外多いのではないだろうか? 「独眼竜政宗(1987年放送)」で渡辺謙演ずる伊達政宗も「あと10年早く生まれていれば秀吉でなく自分が天下をとれたのに!」と歯軋りして悔しがっていて、仙台出身の僕もテレビを観ながら一緒に嘆いたものだ。 『ミッドナイト・イン・パリ...

悲しき社畜を笑って撃たれる『日本で一番悪い奴ら』

悲しき社畜を笑って撃たれる『日本で一番悪い奴ら』

(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会 猥雑なパワーに満ちた実に東映らしい快作である。 東映(本作は日活と共同配給だが)にはこういう作品をどんどん世に放って欲しい。 主人公の悪徳警官・諸星を演じる綾野剛が素晴らしい。 エネルギー全開で「バカ」を演じ切っている。すごいバカだ。 何がバカって、徹頭徹尾「社畜」な在り...

教科書では学べない人生の妙味『教授のおかしな妄想殺人』

教科書では学べない人生の妙味『教授のおかしな妄想殺人』

Photo by Sabrina Lantos (c)2015 GRAVIER PRODUCTIONS, INC. 人生に絶望した哲学教授。 色男ホアキン・フェニックスがお腹ぽっこり(役作りだろうか?だとしたら大したものだ)で演じており、「もうボク体型なんてどうでもいーんだよねー」感がよく出ている。実際教授は大学構内で...

人間についての”物語”『さよなら、人類』

人間についての”物語”『さよなら、人類』

ああ!君!私だよ。 いやぁ、久しぶりだ。奇遇だな。 これからこの映画を見るのかい? 私?私は今見たところさ。 どうだったって?うーん、そうだな、退屈だったよ。 顔色の悪い陰気な二人組が出てくるんだ。 まぁ、時々クスリと笑えるとこもあったけどね。 そうそう、バーの常連がウチのじーさんにソックリでね、あそこは腹がよじれたな...

「一個の人間」の魅力『ヴェルヌイユ家の結婚狂想曲』

「一個の人間」の魅力『ヴェルヌイユ家の結婚狂想曲』

画像出典元:http://unifrance.jp/festival/2015/films/film02 近所から「多国籍家族」と揶揄さている主人公一家。主な登場人物は、フランス人夫妻。その長女とアラブ人の夫。次女とユダヤ人の夫。三女と中国人の夫。確かにそこには、多様な民族が混在している。 「俺は差別主義者ではない」と...

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