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感動

心の中で鳴り響く音楽『SOMEWHERE』

心の中で鳴り響く音楽『SOMEWHERE』

中学生の頃、テニス部の市内大会で優勝したときに「世界が真っ白になった」ような感じがした。 高校生の頃、生まれて初めて付き合った同級生と夏祭りでそっと手を繋いだ瞬間に「甘いメロディーが流れ始めた」ような感じがした。 今でもなんとなく思い出す、その瞬間、その感覚。その他にも、10代の頃には何やかんやと「心の中」が劇的に彩ら...

生きるということの歌『トイレのピエタ』

生きるということの歌『トイレのピエタ』

(C)2015「トイレのピエタ」製作委員会 古びた木造アパートの、狭いトイレの一室で、壁に画を描く主人公。ひたすらハケを振りまわす。塗料を何度も塗っていく。右へ左へ天井へ。既に塗られたところにも、重ねて重ねて塗っていく。そんな作業を見ていると、何故だか感動してしまう。大げさでいて、恥ずかしく、突拍子もない考えだけど、ま...

「一個の人間」の魅力『ヴェルヌイユ家の結婚狂想曲』

「一個の人間」の魅力『ヴェルヌイユ家の結婚狂想曲』

画像出典元:http://unifrance.jp/festival/2015/films/film02 近所から「多国籍家族」と揶揄さている主人公一家。主な登場人物は、フランス人夫妻。その長女とアラブ人の夫。次女とユダヤ人の夫。三女と中国人の夫。確かにそこには、多様な民族が混在している。 「俺は差別主義者ではない」と...

我が麗しのフランス映画『たそがれの女心』

我が麗しのフランス映画『たそがれの女心』

画像出典元:http://unifrance.jp/festival/2015/films/film12 一緒に見た知人が、「最後に登場人物が生きるか、死ぬか」という点を挙げて感想を語っていたことがずっとひっかかっていた。その感想は、自分にとっては何かが違う。少なくとも、あのエンディングにはもっと異なる感動があったはず...

スピルバーグ監督が描き出す「星」が好き『オールウェイズ』

スピルバーグ監督が描き出す「星」が好き『オールウェイズ』

星を見ていると、なんであんなにワクワクしたり、癒されたりしてしまうのだろうか。 私はいつも、スピルバーグ監督が描き出す夜空、星空に心を奪われてしまう。とりわけ今作『オールウェイズ』の夜空は素晴らしく、いつまでも私の心の中に残っている。 それはクライマックス―ヒロインの人生の転機となるシーン。画面いっぱいに広がる星々の壮...

フランス映画史上の最高傑作『天井桟敷の人々』

フランス映画史上の最高傑作『天井桟敷の人々』

中条先生の『フランス映画史の誘惑』(集英社新書)がとても面白かった。とりわけ目をひいたのが、『天井桟敷の人々』の制作過程についてである。 1943年に制作が始まった今作。それはまさしく、第二次世界大戦でナチスドイツに支配されていた時代。自由な映画づくりができない中、映画人たちはそれでも意欲的な作品を求めて力を集結。パリ...

誰かのためにあり続ける『トイ・ストーリー3』

誰かのためにあり続ける『トイ・ストーリー3』

人から「好きな映画は?」と聞かれたとき、私は『自転車泥棒』と答えるようにしている。とはいえ、それも時と場合、相手による。なまじ白黒の旧作映画を挙げてしまうと、「何こいつ。映画通ぶりやがって」と思われてしまう。白けさせてしまう恐れがある。だから相手によって、「『トイ・ストーリー3』が大好きです!」と言うようなときもある。...

私が、映画を見始めたきっかけ『自転車泥棒』

私が、映画を見始めたきっかけ『自転車泥棒』

「映画が好き」と周りに言うと、「じゃあ、何が一番好き?」と聞かれることがよくある。これが結構大変で。好きな作品なんてたくさんありすぎて、何にしようか迷ってしまう。ソフト化されていないようなマイナーな作品を挙げたせいで、相手の興をそいでしまってはたまらない。 そんなこんなで、そういうときは「私が、映画を見始めたきっかけ」...

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