Toggle

ラブストーリー

ちょっと泣きそうでした(感動で)『高慢と偏見とゾンビ』

ちょっと泣きそうでした(感動で)『高慢と偏見とゾンビ』

(C)2016 PPZ Holdings, LLC

いやもう絶対観ないタイプの映画と思ってた。タイトルに”ゾンビ”ってついてる時点で怖いでしょ。ゾンビ映画大嫌いだから。確かに、”高慢と偏見”は気になる。小説は未読だけど有名だからきっと面白いと思う。でもやっぱりゾンビ怖いし、B級っぽいからわざわざ映画館で観ることもないでしょう。そう思ってた。

それなのに、諸事情で急に予定が空いてしまったこと、映画の日でチケットが安かったことで、なんとなく観てしまった。それに、なんだかんだ言って、「高慢と偏見」と「ゾンビ」っていう組み合わせに面白みを感じてしまったから。こんなタイトルずるい。

観てみたら、やっぱりゾンビ映画。怖かった。ゾンビはいきなり出てくるし、いきなり頭を吹き飛ばされたりするので、ほんとビックリする。心臓がバクバク状態で本当に疲れた。でも、高慢と偏見のストーリーもちゃんと消されずに残っていて、ちゃんとラブロマンスが展開されていく。本当は惹かれあっているのに反発し合ったり、すれ違いの末再会したり。これぞロマンスって感じ。そして、そんな展開に心をときめかされるだけでなく、主人公のエリザベスさんの強く堂々とした立ち振る舞いに感じるカタルシス。ぞくぞくとゾンビをなぎ倒していく姿、ほんとスカッとする。

クライマックスでは、ゾンビVS人間の大戦争勃発!そこから怒涛のロマンティックな展開に酔わされる。エリザベスさん、「君を守るためなら彼は何でもする」とか言われていてほんと嫉妬する羨ましい。こんなイケメン騎士に全力で守られるシチュエーション、私の人生にも訪れる日が来るだろうか。いや、無理だなあ。ああ。そして、プロポーズの場面にもグッときてしまった。だって、あの大量ゾンビの死線を越えてからのストレートな愛の言葉攻め。ああ。これほど濃ゆく愛されたいです。感動でちょっと泣きそうでした。

ゾンビで心拍を速められ、熱い恋愛劇に酔わされ、これってデートムービーとしてけっこう優秀なんじゃない!?

『高慢と偏見とゾンビ』
監督:バー・スティアーズ
出演:リリー・ジェームズ、サム・ライリー
製作年:2016年
製作国:アメリカ
上映時間:108分

The following two tabs change content below.
Kana
Kana
「趣味は映画です。」と答えている30代女です。 映画を観て感じたことを綴ってみます。
Return Top