(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC カントリーロックのトップミュージシャンであるジャックは、難聴とアルコール依存を抱えながらも、日々精力的にライブをこなしている。歌唱と作曲の才能に恵まれながらもくすぶってい…
(C)2018「モリのいる場所」製作委員会 pocoです。2018年に映画館で見た 邦画、洋画それぞれのベスト12の予定でしたが、まとまらず洋画は30位(+α)まで順位を付けました。長いですがお読みいただければ幸いです。邦画58作、洋画211作から選びました。 まず邦画ベスト12から。樹木希林出演作が複数ランクイン。 …
(c)1971 Maran Films & Kettledrum Productions Inc. All Rights Reserved. 2018年に観た映画は230本でした。 うちDVDや配信で観たものを除外した166本を選考対象としましたが、優柔不断につき10本に絞り切れず、また旧作でもいい作品がゴロゴ…
(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER 時は、開国か否かで日本中が大きく揺れ動いている江戸時代末期。 江戸近郊の農村で、農家の手伝いで糊口をしのぐ浪人杢之進(池松壮亮)は、隣人の農家の娘ゆう(蒼井優)の弟・市助に毎日木刀で剣の稽古をつけている。 真っ赤な鉄の塊を金槌で打ちつける刀の精…
(C)3H Productions Ltd 車がエンストする。車のガラスが大きい。フロントガラスが寝てなくて立っている。そのことによって得られる広い視界。カメラが、車から出て携帯で話し始める男性を車内から捉える。視界良好。しかし男が車でどこに向かっていたのか、いま誰とどういう連絡をとっているかは示されない。男は地下鉄に…
(c)2017 Scared Sheetless, LLC. All Rights Reserved. 観る者を強烈に惹きつけるか、あるいは拒絶するかを峻別する作品だ。それは本作で多用される長回しをどう受け止めるかによるだろう。 まずは、冒頭の家屋全景を捉えたロングショット。妻のM(ルーニー・マーラ)が、画面奥に遠目で…
(c)2018若松プロダクション 演劇の演出助手をしていたことがある。 稽古場での居場所は基本的に劇団の主宰である演出家の隣。ある時主宰から言われたことがある。「僕と君はすぐ隣に座って、同じように役者たちにあれこれ指示しているけれど、二人の間には決して渡ることのできない深い川が横切っているのだよ」と。 どういう状況でそ…
(c)2017 Under the LL Sea, LLC サムは30代なかばにして無職。LAのシルバーレイクに住んでいる。やわらかな陽光、青い空、木々の深い緑、カラフルな壁…美しい背景にまるで似つかわしくない着古したTシャツ姿で徘徊する。 アパートの部屋のベランダから、他の部屋に住む垂れたおっぱい丸出しの女性を、『裏…
(C)Agnes Varda-JR-Cine-Tamaris, Social Animals 2016 映画監督アニエス・ヴァルダと、写真家でアーティストのJR。 映画はまず2人の出会いを語る。道、バス亭、パン屋、ダンスホールと、それぞれの場所で同じ所にいながら知らない者同士の2人。JRの語り。「まず、ダゲール街の彼女…
(C)2018「泣き虫しょったんの奇跡」製作委員会 (C)2018 瀬川晶司/講談社 冒頭の、将棋盤に駒を並べるカットから立ち上がる濃厚な何か。 本作がただならぬ映画であることが直観され、観ているわたしは思わず居住まいを正す。が、本作の主人公「しょったん」の子供時代を追う第1幕は肩透かしをくらうかのように実にすがすがし…
(C)2017 TULLY PRODUCTIONS.LLC.ALL RIGHTS RESERVED. 『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』の監督の作品です。3人の子育てで鬱気味になった女性が兄のすすめで家に頼んだ、「ナイトシッター」、夜に子供の面倒を見てくれるベビーシッター、との出会いから生活が変化していく話…
(c)Plasir/Film Bandit 冒頭、花のクローズアップ写真が次々に映し出される。 とある女から写真家が撮影の依頼を受ける。「何も訊かないこと」「ネガをもらうこと」を条件に。 写真家は、女の車で山梨県内の山荘に連れて行かれる。 女は言う。「ここを撮ってください」。下着を脱いだ彼女は自らの股間を指さしている。…
近所にシネコンが4軒あるものの、どこも大作偏重型の似たり寄ったりの番編で代わり映えがせず、かといって自分の観たい映画を観るとなると魔窟・東京まで足を延ばさなければならず、それもまた億劫だなあともさもさしているうちに時は流れ、ちっとも鑑賞本数が増えていかないとら猫です。 そういうわけでそもそも劇場で観た映画数が少ないので…
Copyright (C) 2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved. もう8月ですが、今年前半(6月まで)劇場でみた作品のベスト10です。やっとこさです。 洋画107本、邦画30本の計137本から選びました。邦画はベスト5と次点、洋画はBEST10と次点作…
気がついたらもう7月も終わり…、あっという間で驚きます。映画もあまり観に行けないまま半年経過…。ということで、あまりストックがない中でのベスト5です。そんなこんなで選んだのは、ユニークで記憶に残りやすい作品ばかり。 2018年上半期 鑑賞作品ベスト5 第5位 『サトウくん』 監督:佐々木 想 地域発信型映画『サトウくん…
(c)Merie Wallace, courtesy of A24 「レディ・バード」こと17歳のクリスティンの夢は、生まれ故郷の田舎町を出てNYに行くこと。NYで具体的に何をしたいのか、自分がどうなりたいのか決めているわけではない。ただただ、「文化のある」大都会に行けば「何者かになれる」と、根拠なく信じている。 クリ…