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「Kana」が選ぶ2016年ベスト10

「Kana」が選ぶ2016年ベスト10

(C)2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会

2016年、そもそもランキングを付けるほど映画を観ていないかもしれない。このままじゃ偏ったランキングになっちゃうんじゃないかと不安でしたが、他の皆さんが色々な作品を選んでいて面白かったので、私も自由に選んじゃいました。

第10位 『ヒッチコック/トリュフォー』
 (監督:ケント・ジョーンズ)
『グッバイベルイマン』
 (監督:ヤーネ・マグヌッソン)
第9位 『私の少女時代』
 (監督:フランキー・チェン)
第8位 『君の名は。』
 (監督:新海誠)
第7位 『奇跡の教室』
 (監督:マリー・カスティーユ・マンシオン・シャール)
第6位 『高慢と偏見とゾンビ』
 (監督:バー・スティアーズ)
第5位 『淵に立つ』
 (監督:深田晃司)
第4位 『ニューヨーク、眺めのいい部屋売ります』
 (監督:リチャード・ロンクレイン)
第3位 『ロブスター』
 (監督:ヨルゴス・ランティモス)
第2位 『この世界の片隅に』
 (監督:片渕須直)
第1位 『ディストラクションベイビーズ』
 (監督:真利子哲也)

『ヒッチコック/トリュフォー』監督たちのインタビューが面白い。普段は表に出て来ない監督の素顔や言葉が聞けて新鮮。ノーザンライツフェスティバルで上映された『グッバイベルイマン』も同様で、どちらにも登場するスコセッシ監督。映画の話をしているスコセッシを見るのがなんか好き。『私の少女時代』は笑えてキュンとしていい。劇中の歌謡曲が余韻として残る。ふと頭の中に流れてきたりする。劇中歌というと『君の名は。』も印象深い。耳から持ってかれた感じ。

『奇跡の教室』フランスの高校生の実話に基づく物語。淡々とした雰囲気はフランス映画っぽいけど、歴史や差別問題に触れる内容はかなり胸熱。『高慢と偏見とゾンビ』ゾンビ映画って苦手なんだけど、もとが文芸作品だからか楽しめた。クラシックな衣装や建物の内装も好みに合っていた。

『淵に立つ』闖入者に壊された家族。苦しみの中で家族の個が際立っていく。家族の中にあっても人は独りなのかもしれない。観終わった後は色々な思考に囚われてしまう。
『ニューヨーク、眺めのいい部屋売ります』は、対照的に爽やかで明るい。鑑賞後の幸福感がよい。『ロブスター』こちらも、観た後にモヤモヤする系かも。でもそれがいい。結婚をおちょくっているようで最終的に愛とかなんとか考えさせられるところが好きかも。

『この世界の片隅に』家族の風景が温かくて懐かしくて泣けてくる。
『ディストラクションベイビーズ』なんでだろう、なんか中毒性がある。ほとんどセリフがないのに引き付けられる柳楽優弥の佇まい。柳楽くん以外の役者さんもいい。そして音楽もかっこよくてスカッとする。

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Kana
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「趣味は映画です。」と答えている30代女です。 映画を観て感じたことを綴ってみます。
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