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特別企画

「大久保渉」が選ぶ『2015年劇場公開作ベスト10』

「大久保渉」が選ぶ『2015年劇場公開作ベスト10』

第1位『私たちのハァハァ』
(松居大悟)
@テアトル新宿。やはり日本人なので、勢いのある邦画にはビビッときてしまいます。自分も全力で走らねば…と胸が熱くなりました。

第2位『タレンタイム』(旧作:2009年)
(ヤスミン・アフマド)
@シネマート六本木。人と人がつながりあう様をこの上もなく温かく描き切るヤスミン映画に心酔。2016年に晴れて劇場公開されるとのこと。ハンカチ持ってまた行きます。

第3位『独裁者と小さな孫』
(モフセン・マフマルバフ)
@新宿武蔵野館。「アラブの春」以降の中東諸国の混乱を類まれなる語り口で昇華させた稀代の1作。世界を変える映画があるとすれば、それは今作なのかもしれないと思いました。

第4位『THE KIDS』
@TIFF。台湾の青春映画。そのはちきれんばかりの瑞々しさには『GF*BF』『光にふれて』以上の感動を覚えました。是非とも劇場公開して欲しい1作。

第5位『バン・バン!』
(シッダールト・アーナンド)
@IFFJ2015(ヒュートラ渋谷)。もはやノリと勢いと盛大なアクションとロケーションでインド映画に敵う映画なんてないんじゃないのかな、と思えてしまうほどホットでスペクタクルな仕上がりでした。

第6位『出張』(旧作:1989年)
(沖島勲)
@ラピュタ阿佐ヶ谷。七転八倒!ストーリーも演者も面白すぎ!会場の感じは新規4割、リピーター6割。確かに虜になる映画でした。

第7位『3泊4日、5時の鐘』
(三澤拓哉)
@K’sシネマ。茅ヶ崎を舞台にした青春群像劇。思い出すたびに良さが増してくる作品。あの時あの場所でのあの気持ち。自分の経験なんかも甘く苦く思い出されてきて、けれどもなんだかさわやかな余韻が残って、ああ、また思い出して良い映画だと思ってしまいました。

第9位『エール!』
(エリック・ラルティゴー)
@フランス映画祭2015。聾唖の家族の描き方が新しくて、キャラクターそれぞれに強く惹きつけられました。もっと話題になってもよかったのになぁ、と。

第8位『下女』(旧作:1960)
(キム・ギヨン)
@韓国文化院。怪作! 貴重な作品を逃さず観れてよかったです。

第10位『101回目のベッド・イン』
(サーモン鮭山)
@湖畔の映画祭、@K’sシネマ。ベッド・インさん、破れタイツさん、双方の「本気」がストーリー自体のお馬鹿っぽさを超えていて力がもらえました。それぞれの今後のご活動を応援していきたいと思いました。

あ!『ゼロの未来』(テリー・ギリアム)忘れてた!思い返すときりがないですね(汗)

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くつみがき
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映画活動中/桃と味噌汁が好きです。
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