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青春

≪パンパンパンパン≫!インド映画に恋した日『若さは向こう見ず』

≪パンパンパンパン≫!インド映画に恋した日『若さは向こう見ず』

画像出典元:https://en.wikipedia.org/wiki/Yeh_Jawaani_Hai_Deewani

その日、私はインド映画に恋をしました。

2015年10月2日、キネカ大森にて『若さは向こう見ず』のマサラ上映に参加。終始心が弾みっぱなしの、あっという間の2時間半でございました。

マサラ上映に関しましては、インド映画愛好家の皆様方からは『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』の方が作品的にはより盛り上がれると言われたりもしていたのですが、それでも今回初めて参加した私からしたら、今作でも十分に楽しい思いをすることができる、そんな素敵な上映会だと思いました。

画面を見ながら、好きな俳優が出てきた瞬間にクラッカーをうち鳴らす。ダンスシーンで、勢いにまかせて盛大に紙吹雪をまき散らす。立ちあがって、歓声を上げつつ、指笛を鳴らしつつ、スクリーンの中のスターたちと一緒に踊りたおしていく…。

そんな勢いに自然と乗れてしまうのも、まさに今作『若さは向こう見ず』の魅力があってのことだと思いました。

主人公を含めた男2人女2人の熱い友情、家族とのつながり。ケンカして、抱き合って、青臭いながらも想いのたけをストレートに心を込めて歌い上げていく登場人物たち。

「バニィ!」。親友夫妻の結婚式会場にサプライズで登場した主人公の名前を新婦が嬉々として叫ぶシーンで、クラッカーを≪パン≫!豪華絢爛なパーティーの中でダンスバトルが繰り広げられるノリノリなシーンで、紙吹雪を≪ワッサー≫と!

彼らが本気で想いをぶつけ合っていくたびに、こちらの心にも火が点いていってしまうような、分かりやすいからこそ心くすぐられる描写の数々に、思わずメロメロとなってしまうのでありました。

あとはもう、主人公が継母お手製のまずいジュースを飲んで顔をしかめた瞬間に≪パン≫!トロいけど物凄く優しい性格をした新郎が登場した際に≪パンパン≫!主人公に向かってヒロインがいうセリフ、「あと少しこうしていたらどうなるか…、あなたを愛してしまう…今度も」≪パパパパン≫!

自分の気持ちをクラッカーにのせて、劇中の登場人物たちと同じように感情を素直に表現していく、そんな爽快な気分になれる魅惑の映画体験を、またいつの日か(今度はやっぱり『O.S.O』かな?)堪能したいと思いました。

『若さは向こう見ず』

監督:アーヤン・ムケルジー
出演:ランビール・カプール、ディーピカー・パードゥコーン
製作年:2013年
製作国:インド
上映時間:161分

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大久保 渉
大久保 渉
映画系文筆/映画館勤め/映画祭好き。執筆・編集『映画芸術』『ことばの映画館』『FILMAGA』他/ KAWASAKIしんゆり映画祭、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン他、各種映画祭にて活動中/現在は神奈川県内の映画館にて勤務中。
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