知人から強くお薦めされたこともあり、俳優で監督もやっている品田誠さんの特集上映に行って参りました。
場所は池袋のシネマ・ロサ。
この劇場があるエリアは飲み屋街ですが、この界隈はあまり好きくなくて滅多に近寄りません。
過去の記録を調べたらこの劇場には過去に1度だけ行ったことがあって、90年代にキラ・ムラートワの映画を観ていたのでした。
まあ、そんな個人的記録はどうでもいいですが。
先日開催した「いねむりシアター」の集客のため友人知人に声をかけまくったさい、逆にいろんな方に「飲みましょう」とか「こんなイベントやるんで来てください」とか誘っていただいて、そういうのはスルーせずちゃんと付き合おうと決めていたので、今回こちらにお邪魔したしだい。
本日のプログラムは、品田誠さんが出演している短編3本。いわゆる自主映画ってやつです。
この手の作品は昨今技術がちゃんとしていて、見栄えは大変いいです。
(わたしが大昔に8mmフィルムで撮っていた時代とは隔世の感があります)
正直、お世辞にも映画とは呼べない代物もありました。が、映画的な強度を感じさせる作品が1本あって、こういう場でそういう作品に出会えると得したなって気持ちになります。
いかに技術がしっかりしてようとも、できあがったものが「映画」なのかどうかって、結局は作り手の志に左右されるんですよね…なんてね。エラソ~にもほどがありますね、自分。
会場はほぼ満席。
関係者の方々がしっかりお声掛けしたと思われ、終映後はあちこちに人の輪ができあがってました。
関係者に友人のいないわたしはその輪には入れず、一抹の疎外感を感じつつ、ひとまず知人の義理に応えることができてよかったという安堵感をもってシネマ・ロサを後にしたのでした。
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館長
夢は映画館!と人前で言うようになってから20年以上が過ぎました。
時間が経つのは早いものです。
2014年にこのサイトを立ち上げ、2015年から仙台で上映会を開催し始め、2018年からは東京でも上映会を始めました。映画関連のイベントやワークショップにもあちこち顔を出してますが、相変わらず映画館ができる気配はありません。ひとまず本サイトのレビュー、もっと一所懸命書きます。フォローよろしくお願いします。
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