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館長の立ち上げ日記

月間映画観賞記(7/3~7/31)

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週間映画観賞記を割とこまめに書いておりましたが、この日記でもさんざん書いているとおり、7月22日に開催した「いねむりシアター」の準備で7月は何かと忙しく、完全に滞ってました。
というわけで7月に劇場で観た映画9本の雑感を書いておこうと思います。
DVDも7本観ていたのですが、長くなるのでそれは割愛。
忙しいという割にはずいぶん観てんじゃねーかと思われるかもしれませんが、まさにその通りで、実は大して忙しくなかったりして…

1本め:7月3日(火)
『正しい日 間違えた日』(2015年)
監督:ホン・サンス
@ヒューマントラストシネマ有楽町

発する言葉の選び方、言葉を繰り出す順番…
人間関係におけるほんの些細な、そして無数の選択肢をわたしたち人間は意図的にコントロールすることなんてできやしない。
そしてそのちょっとした選択の差が、男女の関係をこうも大きく変形させてしまうことをまざまざと見せつけられる。

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2本め:7月7日(土)
『ゲティ家の身代金』(2017年)
監督:リドリー・スコット
@角川シネマ有楽町

ケビン・スペイシー降板やギャラ格差など、作品内容と異なる次元で話題になってしまったのが残念ですが、それはともかく、いいですねぇ、光ってますねぇ、大金持ちクソジジい。

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3本め:7月12日(木)
『パンク侍、斬られて候』(2018年)
監督:石井岳龍
@丸の内TOEI

軽妙なセリフまわしと、スパークするトヨエツに魅せられた。
途中まではそれだけで幸福に映画の世界に浸ることができた。
しかしながら、クライマックスの合戦のシーンで撃沈。

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4本め:7月14日(土)
『菊とギロチン』(2018年)
監督:瀬々敬久
@テアトル新宿

荒くれDV夫を演ずる篠原篤の肉体の圧倒的な強さ。彼の特異な肉体には、どの作品においても目を奪われる。
この屈強な肉体と対峙するギロチン社の生き残り青二才。どっからどう見てもひ弱で頭デッカチな青年が放つ爆弾一閃!
映画のカタルシスがそこに凝縮されていた。名場面だった。

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5本め:7月20日(金)
『カメラを止めるな!』(2018年)
監督:上田慎一郎
@ユーロスペース

内容については今さら言及不要かと。とにかく騙されたと思って一度観てみてくださいって感じなのだが、驚くべきは観客動員数。ミニシアター連日満員でも十分すごかったが、まさか東宝系シネコンでも連日大入りとは。アートとしてもビジネスとしても夢を感じさせてくれる作品。この映画について考えてるとついニコニコしてしまう。

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6本め:7月26日(木)
『ガザの美容室』(2015年)
監督:タルザン・ナーセル、アラブ・ナーセル
@UPLINK

哀れ戦争の犠牲になるライオン。
動物を映画の都合で殺すんじゃない!
一番嫌いな演出。一番糞な手法。

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7本め:7月27日(金)
『クレアのカメラ』(2017年)
監督:ホン・サンス
@ヒューマントラストシネマ有楽町

カンヌ映画祭にそれぞれの主演作をひっさげて出席していたキム・ミニとイザベル・ユペールをとっつかまえ、ササっと撮ってしまった69分。奇跡の69分。映画ってこんな風にも作れるんですね。

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8本め:7月28日(土)
『コロッサル・ユース』(2006年)
監督:ペドロ・コスタ
@早稲田松竹

ストーリーと字幕を意識して遠ざけることで見えてくる、光と影。豊かな世界。

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9本め:7月31日(火)
『ザ・ビッグ・ハウス』(2018年)
監督:想田和弘 他
@シアターイメージフォーラム

手法の勝利。
カメラは想田監督を含め、ゼミの学生たちが持って巨大なスタジアムに散らばり、ありとあらゆる画を撮ってくる。
それをどうつなげるか、すなわち編集も学生たちと話し合いながら民主的に決定したそうだ。よって監督は想田和弘および20名ほどに及ぶ。
観察映画のコンセプトに最も合った方法論を採択したのではないだろうか。

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館長
館長
夢は映画館!と人前で言うようになってから20年以上が過ぎました。 時間が経つのは早いものです。 2014年にこのサイトを立ち上げ、2015年から仙台で上映会を開催し始め、今年2018年はいよいよ東京でも上映会を主催します。映画関連のイベントやワークショップにもあちこち顔を出してますが、相変わらず映画館ができる気配はありません。ひとまず本サイトのレビュー、もっと一所懸命書きます。フォローよろしくお願いします。

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