9月20日(木)
『アントマン&ワスプ』
監督:ペイトン・リード(2018年)
@新宿ピカデリー
とても楽しい良作です。が、予習してないと間違いなく楽しめないのはMCU作品の宿命でしょう。
『アントマン』と『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を観ていないと内容の理解すらおぼつかないですし、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を観てないとラストの出来事の意味がわからない。
予習しなくても楽しめる『ガーディアンズ・オブ・ギャララクシー』は、やっぱ偉大だなあ。
(c)Marvel Studios 2018
9月22日(土)
『黒猫・白猫』
監督:エミール・クストリッツァ(1998年)
DVDにて鑑賞
昨年、同監督の手による『オン・ザ・ミルキー・ロード』を劇場で観て怒りに駆られ、過去作もやはりダメなのか確かめたくて本作をレンタル(ヒマ人)。でもクストリッツァの代表作であるらしい『アンダーグラウンド』は171分という長尺なため、時短のため(だったら観なきゃいいんだが)130分の本作をチョイス。それでも十分長いけど。
鑑賞の結果、クストリッツァはやっぱダメですね。カメラの前に人や動物がわんさか繰り出してバカ騒ぎやってりゃおもしろいだろう、という浅はかな考えが許せません。そして全然おもしろくないし。映画をナメた映画の見本です、この作品は。
9月23日(日)
『私は貝になりたい』
監督:橋本忍(1959年)
DVDにて鑑賞
名脚本家橋本忍の数少ない監督作の1本。
かつて、同監督の手による『幻の湖』を観たことがあります。カルト映画としての誉れ高き名作(迷作?)らしいですが、わたしはついていけませんでした。
本作は戦争犯罪というものについての真摯な問いかけが胸をえぐってきますが、いまひとつ楽しめませんでした。胸をえぐってなおかつ楽しめる映画はゴマンとありますので、題材の問題ではないでしょう。セリフで警察予備隊を批判するあたりから引いてしまった気がします。説明的なセリフって白けてしまいますね。
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