4月17日(火)
『大いなる幻影』(1937年)
監督:ジャン・ルノワール
@ユーロスペース
いわゆる不朽の名作ってやつです。
観れてよかったけど、ルノワールはもっと幸福度数が高くて素敵な作品がたくさんあって、そっち系の方が好きです。
『ピクニック』とか、『フレンチ・カンカン』とか『草の上の昼食』とか。
4月18日(水)
『肉体の悪魔』(1986年)
監督:マルコ・ベロッキオ
DVDにて鑑賞。
マルーシュカ・デートメルスの何と美しいことよ。
なんぎな女を巡る物語につき、映画で観ているぶんにはいいが、実生活ではご免蒙りたいできごとの数々。
もちろんわが身に降りかかる可能性は皆無につき、杞憂です。
4月19日(木)
『レッド・スパロー』(2018年)
監督:フランシス・ローレンス
@シャンテ・シネ
画づくりの巧みさ、演出の細やかさに感心すること多し。
そういう点ではいい映画だと言いたいのだが、スパイの扱いに関してロシアでは非人道的だけど米国では自由と人権を保障されてるんですよ~、というあからさまな描き分けに「それはないだろう」と。
C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
4月22日(日)
『港町』(2017年)
監督:想田和弘
@イメージフォーラム
観察映画というけれど、単にダラダラ人々を追っているだけじゃないか。そんなの何がおもしろいんだろう?
そういうコンセプト先行な感じがインテリ臭が鼻につく感じで、好きくないなあ。
それに長い。ドキュメンタリーで120分超えはちょっとねぇ。
朝にリンパマッサージをやってきたおかげでおしっこが近くなってるのもあって、辛かったなあ。
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『ニッポン国VS泉南石綿村』(2017年)
監督:原一男
@ユーロスペース
劇場が同じ渋谷にあることもあり、『港町』の直後に観ました。
『港町』長いとか書きましたが、こっちは3時間35分です(笑)
不思議とまったくダレませんでした。原一男の尋常ならざる手腕が冴えわたっていましたね。
だがしかし、映画の後半で「裁判では埒があかない」と、監督みずからが原告団を煽る態度に出るところに違和感。
そういうことをしないと映画がおもしろくならないと考えているのだろうか?
いまだに『ゆきゆきて進軍』を引き摺っているのかなあ?
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