定期的に映画のレビューを書いている身としてはもう、行くしかない!って感じのイベントですよね。
課題作品についての文章を書いてくるというのが唯一の参加条件で、表現方法は批評でも感想でも詩でもなんでもいいし、400字以内でよいというので書き出しも気楽。
つまりめちゃくちゃ敷居が低いイベントなのです。
課題作品は塩田明彦監督作の『害虫』。
せっかくなので当サイトでレビューを書いて、それを400字まで刈り取る作業を行ってみたところ、却っていい感じに。素人の書く文章はできるだけタイトに絞った方がいいということでしょうか?
でもまあ、トランシネマWEBには刈り取る前の文章をそのまま掲載しました。
さてイベント本番。
会場である新宿にある純喫茶「西武」に、僕を入れて6名集まりました。
案内をくれた方が20代の方だったのでなんとなく予想はついていましたが、僕以外はみな20代(1名だけ30歳ジャスト…まあ20代みたいなもんだ)。
来月50歳の誕生日を迎えるおじさんをまぜてもらって感謝です。
参加者のみんなが持ち寄った文章を回し読みして、1つ1つ合評していくスタイルで会は進められます。
その過程で、自分って映画を書いたり語ったりすることに無意識的に紋切り型の表現を使っていることに気付きました。
また、言葉に対して無頓着なところがある点も自覚しました。例えば「世界」という単語を使う時に世界の定義を曖昧にしたままだったり…ちょっと冷汗がつつつっときましたね。
とまあ反省もありつつ、映画についてもっと自由に書いたり語ったりしていいんだと思えたことはすごくよかった。
そして、映画について語り合う&映画について書いたものについて語り合う、という体験は予想通りめちゃくちゃ楽しかったです。ただ楽しいだけでなく、ものすごく集中して感覚を研ぎ澄まして過ごす時間は心地よい疲労を伴って、その後のビールが美味いこと!
…はい。禁酒、いつのまにか終了してます。
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