寝不足でないって状況はいいね!
今日は1日がんばります!
いつもどおり余裕を持って9時の開館の20分ほど前にメディアテークに到着。スタッフを待ちます。
今回は3名ほど欠席が出たため最少人数での運営になります。がんばらなくては!
午前中は準備作業。
いつもの勝手知ったる~で、機材班・受付班・会場班それぞれ順調に準備を整えてくれます。
ただ今回手間取ったのは音のレベルチェック。
シーモアさんの語りなどの科白と、随所に挿入されるピアノ音。このバランスが難しいんですわ。ピアノに合わせると科白がうるさく感じられるし、科白に合わせると肝心のピアノの美しい音が効果的に耳に入ってこない…
う~ん困ったとさんざん悩んだ挙句、最前列のお客様が科白をうるさく感じないレベルでの設定が適当であろうという結論に達しました。ここまで1時間近くも費やしましたよ。
で、いよいよ開場。
いざ蓋を開けてみると、来るわ来るわ。お客様が次々と。
こういう状況は記念すべき第1回上映会『聖者たちの食卓』以来ではないかと記憶しています。
動員数でいうと第3回の『夢は牛のお医者さん』も『聖者~』に匹敵するのですが、あの時は1日に3回も公演しましたからね(あれは大変だったなぁ)。1回当たりの入場者数で言うと今回は久々の大入りです。
さて、心配症の私めは上映素材の状態がどうしても気になります。
で、客席の1番後ろに立って状況を見守ることにしました。そんでさっそく気になったのが「音が小せぇ!」
…なんで?
後でわかったことなんですが、人がいっぱい入ると空間の表面積が増大するので音を吸収してしまうんですって!あぁ、なんたる勉強不足。
最前列のお客様に合わせて音のレベルを抑えめにしてしまったことが仇となったわけですが、すぐさま機材室に駆け込んで音レベルの調整を依頼。
しかしこれまた初めて知ったのですが、なんと再生中は音レベルの変更はできなーい!
まあ後の祭りですな。しかたなく機材室に居座ってモニターを凝視。
しかしふっと目を逸らしている時に、いっしょにいた機材班スタッフが「ノイズが入った」と。
「えー!?」と思いつつ「3秒ほどノイズが入った」とのことだったので事をさほど重大視してはいなかったのですが…
無事上映も終わり、次回作『タレンタイム~優しい歌』の予告編の解説も練習どおりできて、PCから流した予告編も問題なく再生。やれやれといった気持でお客様を送り出し、同じ階の会議室へ向かいます。
今回は第1部終了後に、お菓子をつまみながら映画の感想をざっくばらんに語り合う「交流会」を企画。
企画しておきながらぜんぜん人なんか来ないだろうと(やや自虐的に)思ってたら、意外や意外、7名ほどお越しいただきまして…嬉しかったなぁ。
というわけでお客様たちと1時間楽しく語り合わせていただきました。
で会場に戻ってみると、スタッフから「大変だ」と。
アンケートに上映中のノイズについてのクレームがちらほら書かれているというのです。
実はノイズが入っただけでなく、シーンが少し飛んでしまったらしいんですね。
もう顔面蒼白ですよ。
アンケートの中で一番激烈なものは「画像の乱れにお詫びもなしに、次の上映作品の予告を語るなど言語道断」といった趣旨の文面が非常にキツイ文体で書かれておりました。
つくづく機材室で「一瞬目を逸らして」いた不注意を後悔します。
しかしスタッフおよび補佐でついていてくれたメディアテークの職員さんに状況をしつこく訊くことはできたはず。
そうすれば謝罪すべきという結論に達したはずなのに…
いや、どうかな?予告編の解説で頭がいっぱいになってたからな。
いずれにせよシーンが飛んで謝罪をしていないという状況はマズいし、何よりお客様に申し訳ない…
こういうことが怖いから事前にわざわざチェックまでしたのに…
私は気分を切り替えたり立て直したりするのが苦手なので、この先の第2部および懇親会から打ち上げにかけて(つまり今日1日の残りは全部)ずっと暗黒の気持ちで過ごすことになりました。
あ~あ。
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