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仙台に未来の映画館を創る『館長日記』と『シネマレビュー』

特別企画

「館長」が選ぶ2016年ベスト10

選考基準

早いもので、2016年も間もなく終わりを迎えようとしています。
1年あっという間でしたね。
そんな2016年を、年末年始恒例のベスト10企画でもって振り返っていきたいと思います。
みなさんのベスト10はいかがでしたか?

作品選考の基準としては上半期ベスト5と同様、
①映画館で鑑賞した作品であること
②2016年公開の新作であること
の2点だけを設定いたしました。

では、「館長」のベスト10行ってみよう!

第10位『この世界の片隅に』
(監督:片渕須直)
@丸の内TOEI2
僕の感覚的にはもはやファンタジーとしか言いようのない戦中の庶民生活が、丹念なディティールの積み重ねでもってリアルに引き寄せられる。それが戦争によって壊される憤りと悲しみと恐怖。原爆の「ピカッ」のインパクト大。

第9位『ディストラクション・ベイビーズ』
(監督:真利子哲也)
@UPLINK
スクリーンで久々に「怪物」に遭遇した。リアル世界ではこんな奴に絶対会いたくない。
嫌なシーンしかないのに惹きつけられてやまない不思議。

第8位:『シング・ストリート 未来へのうた』
(監督:ジョン・カーニー)
@ヒューマントラストシネマ有楽町
主人公の成長と楽曲のクオリティがシンクロする様が鳥肌モノ。
80年代テイストのオリジナル楽曲がどれも秀逸。速攻でサントラ買いましたよ。

第7位:『イット・フォローズ』
(監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル)
@キネカ大森
「それ」の不気味さが最大のウリではあるが、優れた青春モノでもある。
青春テイストは、同監督の『アメリカン・スリープオーバー』と酷似。これも良作です。

第6位:『SHARING』
(監督:篠崎誠)
@テアトル新宿
反転し溶け合う日常と非日常。
めくるめく悪夢に陶然。映画でしか描けない世界が確かにここにある。

第5位:『ダゲレオタイプの女』
(監督:黒沢清)
@ヒューマントラストシネマ有楽町&桜井薬局セントラルホール
冷え冷えとした空気感が怖いんだけど気持ちいいのである。

第4位:『イレブン・ミニッツ』
(監督:イエジー・スコリモフスキ)
@ヒューマントラストシネマ有楽町
とにかくスタイリッシュでカッコイイ。監督の御歳78歳とは思えぬ若々しいエネルギーが爆発!
すぐさま『アンナと過ごした4日間』を借りに走りました。これも凄かった!

第3位:『永い言い訳』
(監督:西川美和)
@TOHOシネマズ渋谷
女性監督が中年男性の複雑な内面をなぜここまで緻密に描きあげることができるのだろうか?
わかるようでわからない、不可思議な男の魅力にヤられた。同監督の手による小説にはまた別種の感興をそそられて良い。

第2位:『クリーピー 偽りの隣人』
(監督:黒沢清)
@丸の内ピカデリー
何気ない日常が徐々に恐怖空間に変容する手さばきにただただ酔いしれる快楽。
恐怖演出ここに極まれり。

第1位:『誰のせいでもない』
(監督:ヴィム・ヴェンダース)
@ヒューマントラストシネマ渋谷
本作の超絶映像クオリティに接すること自体が稀有な体験であり、そのうえで大人がじっくり鑑賞するに値する物語を味えるという至福をもたらしてくれる作品。ヴェンダースにはドキュメンタリーでなくフィクションをもっともっと作って欲しいと切に願う。

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館長
館長
仙台で映画館を開業して、生まれ故郷の発展に貢献したいと思っている49歳です。 49年間、経済的にも精神的にも映画に救われ続けてきたという思いがあります。 ミニシアターを作ることで、ささやかながら映画に恩返ししたいと思っています…といっても何か秘策があるわけではまるでなし。 今できることは、とにかく思いを発信し続けていくだけです!

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