
早いもので、2016年も半分が過ぎ去ってしまいました。
そんな2016年上半期をトランシネマのレビュアー陣に振り返っていただき、ベスト5を発表する特集を組みました。
みなさんがご覧になった映画と照らし合わせて読んでいただくのも一興かと思います。
作品選考の基準としては、
①映画館で鑑賞した作品であること
②2016年公開の新作であること
の2点だけを設定いたしました。
では先陣を切って館長が行かせていただきます。
『キャロル』『マジカル・ガール』『イット・フォローズ』『女が眠る時』あたりもベスト5に入れたかったのですが、既にここでレビューを書いてしまいまた書くのもつまんないなーと思ったので、他の作品を入れてみました。
(他のレビュアーのレビュー作品との重複はよしとしました)
では行ってみよう!
第5位『海よりもまだ深く』
(監督:是枝裕和)
@丸の内ピカデリー
愛すべきダメ人間を称揚も卑下もせず淡々と描く筆致が好き。
樹木希林の「神演技」が注目されがちと思われるが、メインの役者はみな素晴らしい(特に小林聡美!)。
団地という舞台設定が何とも不思議な空気感でした。
第4位『ヘイトフル・エイト』
(監督:クエンティン・タランティーノ)
@丸の内ピカデリー
僕にとっての映画の理想の時間は90分。この作品は約その倍だ(2時間48分)。
長い映画は好きではないが、何事にも例外はある。
雪に閉ざされた山小屋で繰り広げられる惨劇を存分にお楽しみあれ。
まあ、そこに辿り着くまでに1時間を要するのだけど^^;
そういう無駄も楽しい作品。
第3位『エクス・マキナ』
(監督:アレックス・ガーランド)
@シネクイント
アンドロイドの造形と、大自然の中に佇むラボの空間。
これだけでこの作品はOKだ。
第2位『SHARING』
(監督:篠崎誠)
@テアトル新宿
111分のロングバージョンを鑑賞。
モダンかつ迷宮な感じの大学構内の空間の捉えかたがすごい好き。
終始不穏な空気感に満たされた世界から、突然現れる背筋が凍るような恐怖。
日常は既に悪夢に侵食されているかのようなダークな世界観にハマった。
第1位『クリーピー 偽りの隣人』
(監督:黒沢清)
@丸の内ピカデリー
「どこにでもある現代日本のありふれた風景」を恐怖と不穏で満たすためにありとあらゆる演出を総動員。
恐らくエキストラの動きにまでも明確な指示が出ている(としか思えない)「映画の空間」作りの執念に瞠目。
そして終盤ついに登場するあの殺人部屋!あの車移動!
(C)2016「クリーピー」製作委員会


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