本日より仙台入り。
再来週の上映会の最終打ち合わせ及び準備のためです。
早朝、手早く掃除を済まし、新幹線にて乗るまでの時間を有効活用すべく、自宅からほど近い飯田橋へ。
ギンレイホールにて『真珠のボタン』を観賞。
先日、同じくパトリシオ・グスマンの監督作『光のノスタルジア』をこちらで観ましたが、同じ主題を切り口を変えて描いています。
主題…表向きは「虐殺」。人間の愚かさを描いているといえますが、2本観終わった印象としてはもっと奥深いもの、根源的なものに触れているように感じられます。
だから、虐殺者を糾弾しようとか裁こうとか、そういう感慨はあまり湧いてこないのですね。
なんかこう…もっと巨視的な視野でもって人間を見つめ直そうというか。
もっとも2作品とも、主題に並行して「宇宙」について語ってますから、そういう感慨が起こるのは当然といえば当然ですが。
さて、午前10時20分からの観賞でしたが、お客さんの入りは7割くらい。すごいですね。
栄えてるじゃん、映画館。
それはいいんですが、お客さんの数に比例して奏でられる騒音は何とかなりませんかね?
映画が始まると同時に鞄をごそごそまさぐり始めて、ビニール袋をガシャガシャ鳴らす輩が必ずいるんですよね。
こういう人たちって、要するに映画館をプライベートな空間と勘違いしてるんですね。
プライベートとパブリックの区別がついていない。
映画館はパブリックな空間です。
自分が楽しむのと同等に、まわりの人が楽しめるよう気を配らなくてはいけない。
そういことがわからない幼児みたいな人間が少なからず居るわけです。
どうしたもんですかねえ?
マナー徹底の呼びかけ…といってもJRみたくやたらアナウンスがくどいのもいただけないし、なにしろ効果がない。
どうしたもんかねえ?
いや、ひとまずは自分が映画館で人様に迷惑をかけていないか検証してみなくては、だな。

『マイ・ファニー・レディ」も一回観たいな

パトリシア・グスマン2本観れてよかった(^^)


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