新年一発目の映画鑑賞は、DVDで『パリ・テキサス』(ヴィム・ヴェンダース…映画.comのビム・ベンダースの表記には未だ違和感)と『トラフィック』(ジャック・タチ)だったのだが、劇場初鑑賞は『イット・カムズ・アット・ナイト』(トレイ・エドワード・シュルツ)。特に観たくはなかったけど、UPLINKの配給ワーショップの更新特典の招待券が余っていたので、UPLINK渋谷にて鑑賞。
幸い会場はガラガラで、鑑賞にはベストな環境でした。
観た直後はなかなかおもしろいという印象。?な部分が多くて、映画で100%語らず観客に考えることを委ねるスタイル。自分的には、「自分だけが生き残ろうとするエゴ」「不寛容」「不信」などのテーマ性を強く感じた。ま、テーマの拾い方は人それぞれなんですが、端的にホラーを期待してきた客にとってはまったくもってツマラナイ作品だろう。
さて、この「客に委ねる」という姿勢について常々思っていることがある。それって作り手の怠慢なのではなかろうかと。今回は観たあとに「おもしろい」と思えたので、別にいーのですが。
新年に入ってから更新が滞っておりました。
ほとんど読んでいる人のいない日記ですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(c)2017 A24 Distribution,LLC
The following two tabs change content below.
館長
夢は映画館!と人前で言うようになってから20年以上が過ぎました。
時間が経つのは早いものです。
2014年にこのサイトを立ち上げ、2015年から仙台で上映会を開催し始め、2018年からは東京でも上映会を始めました。映画関連のイベントやワークショップにもあちこち顔を出してますが、相変わらず映画館ができる気配はありません。ひとまず本サイトのレビュー、もっと一所懸命書きます。フォローよろしくお願いします。
最新記事 by 館長 (全て見る)
- 2023年劇場公開作ベスト17 - 2023年12月31日
- 2022年新作公開映画ベスト10 - 2022年12月29日
- 映画と共に生きる映画『春原さんのうた』 - 2022年1月23日