短編映画祭2日目です。
まずは『イノセント15』を鑑賞。なかなかにしんどい内容。ゆえに甲斐博和監督のトークショーにずいぶんと救われた。
いよいよ台風が近づいて雨脚が強くなってくる中、メディアテークから20分以上歩いてturn aroundへ(※1)。再びメディアテークに戻ってくる途中でデ・スティル・コーフィーに寄ったが残念ながら定休日(※2)。
越川道夫監督の『黄色の花 一束 二時頃』を鑑賞。仙台短編映画祭のために特別に撮り下ろしたという超貴重な43分の短編だ。上映後のトークショーで、今日東京からこちらに向かう新幹線の中で仕上げを行ったと聞き、まさに今生まれたばかりの作品を観れたという驚きを禁じ得なかった。上映主催者にとっては悪夢のような話でしょうが…
トークショーは越川道夫監督と仙台在住のバンドyumboのリーダーで喫茶ホルンのオーナーでもある澁谷浩次さんの対談形式で進められた。二人の掛け合いがとても楽しく、また越川監督の映画製作についての語りはとても丁寧で、ありがたく拝聴した次第。
続けて『新しい才能と出会う』と銘打った若手クリエイターの手による3作品を鑑賞。3作3様で興味深く拝見。それぞれの作品の監督と越川監督が登壇して繰り広げられたトークでは越川監督の映画製作についての語りがさらに細かく具体的なレベルに落としこまれ、のめり込むように聴き入ってしまった。
が、個人的には”デジタルで撮られたある一定の作品はもはや「映画」と呼称してありがたがって上映する必要はない。いろんな形態の上映を模索すべき時に来ているのではないか?”という映画の興行についての問題提起が深く心に刺さった。
夜間、ついに台風到達。
大雨の中、2夜続けて打ち上げに参加させてもらった(※3)。もちろん越川監督の隣に陣取っていろいろ話を聞かせていただいた。
二次会にも当然参加。日本酒が入ってしまったのでディープに酔っぱらいましたが。
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