年に一度の祭典「全国コミュニティシネマ会議」。
今年は横浜にやって参りました。
まずは、「ヨーロッパシネマ」(EUROPA CINEMAS)の創設者であり、ゼネラル・ディレクターでもあるクローデリック・ポワロウ氏の講演。フランス語だ~
EUROPA CINEMASは、東欧、バルカン諸国を含むヨーロッパの国々にロシアやトルコを加えた41カ国、654の町、1088の映画館・2684スクリーンを擁する巨大な映画館ネットワークをつくり、その活動を支援する組織。
日本と違って興行に支援の手段があり、かつそれが国の枠を超えてヨーロッパという単位で行われているという現状を知って新鮮な驚きを禁じえませんでした。
お次は、東京国立近代美術館フィルムセンター参事である岡島尚志氏の講演。
そして、以上2本の基調講演を受けてのパネルディスカッション。
本日のメインイベントといったところです。
パネラーは前述の両講演者に加え、MotionGallery&popcorn代表の大高健志氏およびboid主宰であり爆音映画祭プロデューサーでもある樋口泰人氏が登壇。
個人的には大高さんの話をもっと聞きたかったなぁ、という思いがなくもありませんでしたが、多くの示唆に富む得難いトークの場に立ち会えた喜びは大きい。
最後は「プレゼンテーションマラソン」
横浜近辺を活動拠点にする様々な団体のショートプレゼンが次々と繰り出されます。
壇上に上がったのは、横浜シネマリン、シネマ・ジャック&ベティ、シネマノヴェチェント、ヨコハマ映画祭、横浜キネマ倶楽部、海に浮かぶ映画館、ヨコハマらいぶシネマ、東京藝術大学大学院映像研究科、シネコヤ(藤沢市)、シネマ・アミーゴ(逗子市)、鎌倉市川喜多映画記念館などなどの代表者の方々。
全てのプログラムが終わった後は、一番楽しみにしていたレセプション。
ゆうに100人を越える映画関係者がひしめく中、いろんな人とお話したかったんだけど時間が足りなすぎました。
その悔しさを晴らすべき2次会、3次会とついてまわりましたが、中華街の中に佇むBARでの3次会の席で完全に酔っぱらいました。後で聞いたら6次会まであったそうなんですが、中途で泣く泣く退場。もっとお酒の飲み方考えんとな…って何千回目かの反省。
シネマ・ジャック&ベティの梶原支配人の幹事っぷりが素晴らしかったです。梶原さんは今回のコミュニティシネマ会議の運営責任者の重責も担っており、にも関わらず6次会までみなさんをエスコートして(つまり朝まで飲んで)、翌日も元気いっぱいに会議を仕切ってました。怪人ですな。
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