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仙台に未来の映画館を創る『館長日記』と『シネマレビュー』

サスペンス

悪魔か?救世主か?『哭声』

(C)2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

「信じる」ことは力強く、盲目的だ。

ある人にとっては悪魔のようでも信じる者にとっては救世主のように見える。

何が善で何が悪なのか、何が真実で何が嘘なのか、本当に知ることができるのか?

人間は自分の目で見たもの耳で聞いたものしか認識することができないのだから。
自分が知り得ないことは、他人の言葉や自分が見聞きした事から推測し補完するしかない。私たちが真実だと思っているものは、結局のところ自分自身が真実であってほしいと望むものにすぎない。

どんな真実を望むのか。何を信じるのか。最後は自分が選ぶのだ。
信じることの危うさと力強さ、それは人間の意志の賜物なのだ。

『哭声』で國村準が演じた謎の日本人は何者なのか?悪魔か?救世主か?
冒頭で語られる聖書の言葉をそのままあてはめると、謎の日本人はキリストを模していると考えずにはいられない。それでもそれが信じられないくらい怪しげな彼を何度も疑い、惑わされてしまった。

『哭声』(The Wailing)
監督:ナ・ホンジン
出演:クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村準
製作年:2016年
製作国:韓国
上映時間:156分

イメージ (C)2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

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Kana
Kana
「趣味は映画です。」と答えている30代女です。 映画を観て感じたことを綴ってみます。

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