開場(客入れ)は17時だが、はやめの13時に会場入り。が、特にやることがないので、万が一現金精算のお客様がいらっしゃった場合に備え、釣銭の千円札の準備のため銀行に向かう。お金を引き出すさいに見慣れない「キャッシング」の文字が表示されたが、深く考えずに画面を押してしまう。お金を引き出してから、銀行のキャッシュカードでなくクレジットカードを機械に突っ込んでキャッシングしてしまったことに気がついた(アホか…)。このままではいらん利子がついてしまうので、カード会社に電話して対応策を乞う。電話が繋がるまでえらい時間がかかって焦ったが、何とか繋がって事なきをえる。なんとも無駄な時間を浪費してしまった。
まもなく、予めお願いしていた当日のお手伝いのスタッフのOくんとNさんが到着。気を取り直して、今日の段取りを打ち合せる。
カフェの営業が終了した16時から会場準備開始。客席設営と音量チェックを同時並行でこなす。
そして17時。いよいよ『いいにおいのする映画』上映会の客入れ開始!
開場と同時に、酒井麻衣監督の熱心なファンと思われる方たちがいっせいに入場。このコアなファンの方たちにご満足いただけるものを提供しなければならぬと、気が引き締まる。
わたしの友人たちもポツポツ姿を表わし、結局入場者数は22名となった。定員の30名が埋まらなかったのは残念だが、会場の見た目の「埋まった感」は確保できたので、ひとまず安心。
ストリーミングによる上映はトラブルもなく終了。ここが最大の心配事だったので、ほっと胸をなでおろす。
上映後の酒井監督のトークは冴えに冴え渡り、お客様が熱心に聴き入っているのを司会しながら肌で感じることができた。
2年前、仙台短編映画祭で『いいにおいのする映画』を初めて拝見し、酒井麻衣監督と初めてお会いした時に、このような日が来るとは予想だにしていなかった。感無量です。
19時に始まったトークは順調に進み、20時には無事終了。が、監督はさらに1時間残ってくれると仰ってくださり、そのおかげか物販のパンフレットとサントラCDは飛ぶように売れ、監督のサイン会にも長蛇の列。数日前に完成したばかりの、酒井監督が手掛けた「ゲスの極み乙女。」の新曲「ドグマン」のMVも流してくれたりと、盛りだくさん。わたしが言うのもなんですが、お客様満足度はかなり高かったのではないかと。酒井麻衣監督に大感謝です。
監督と歳が近い、会場のCafe Hammockのスタッフさんたちが監督とすぐに仲良くなって、会場に貼った本作のポスターにサインしてもらったりしている様子を見ている時が、今日のなかでなにげに一番幸せだったかもしれない。
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