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俺の出演作はクオリティが高い。共演者にも恵まれているのさ。でも、今年2016年はつくづく残念だ。出演作がアカデミー賞の作品賞ノミネートに2作だぜ!なのに、このトム・ハーディー様がアワードには無縁…。アカデミー会員ってーのは、合わせ技1本って発想無いんだね~。『レヴェナント 蘇りし者』(2015)は、良い仕事をしたが、あの気合い入りまくりのレオナルド・ディカプリオの前では引き立て役だな。『マッド・マックス 怒りのデスロード』(2015)じゃマックス役なのに、あれは大柄隻腕美女の目撃者だよな。ちょい前だが、『ダークナイトライジング』(2012)の時はマスクつけっぱなしで、さすがに俺の責任じゃねえ。『裏切りのサーカス』(2011)は地味だが、演技派のオリンピックみたいな作品で、入賞はしたがメダルにはあと僅かだったってとこかな。ちょっと小ぶりな作品だと米国人役でも露国人役でも俄然存在感発揮できるのに、些細な運、巡りあわせがなあ。でも俺は寛大だから気にしないのさ(チッ)、作品が素晴らしければ良いのさ(チッ×2)。
実は寛大ばかりでどうよ。って思い始めた矢先に依頼が舞い込んできたぜ!!聞いてくれよ。この本はすげえ企画だ!実在の双子のギャングの実録ものなんだよ。しかも俺の母国英国人だし、打ってつけだよな。それで俺が双子を演っちまえば、主役を食おうが、脇役が霞もうが、食ってるのも食われるのもすべて俺なのさ、つまりどうしたって残るのは俺なんだ!抜群のアイデアだろ?もうこれで他人に寛大にならずに済むんだ。俺の代表作にしたいよ、是非。 話の中心は破滅的で頭のネジが2~3本外れてるゲイの兄貴と、機転の利く野心家の弟さ。一時は‘60年代のロンドンを席巻したんだぜ。弟は結婚するんだが、野心もそのままで、兄貴との絆が変に強くて結婚生活も大波が立ちっぱなしなんだな、これが。兄貴と弟で演じ分けるのには俺の演技や役作りの実力を存分に発揮してるぜ、これは楽しめるぞ!兄貴の風貌の方が、ガリ勉みたいで、弟と真逆で面白いぜ。じゃあ、劇場で待ってるからな!
※時系列など、事実に基づかない妄想です。
『レジェンド 狂気の美学』
監督:ブライアン・ヘルゲランド
出演:トム・ハーディー、エミリー・ブラウニング、デヴィッド・シューリス、クリストファー・エクルストン、タロン・エガートン
製作年:2015年
製作国:イギリス、フランス合作
上映時間:131分


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